成田ファームランドストーリー
土のこだわりについて

体験・BBQ
オンラインショップ
スイーツ
秀じいの堆肥

土にこだわり
安心安全な農作物を
お届けしたい

成田ファームランドの土には、「安心安全のために化学肥料だけに頼らない農作物を提供したい」「本当に美味しい、本来の農作物を作りたい」という私たちの想いと、長年の研究から生まれたこだわりの堆肥がたっぷりと含まれています。そしてこの土こそが、ビタミンやミネラルを多く含んだ野菜や果物、発色の良いバラを育む「微生物農法」を可能にしています。

畑の様子

土壌微生物の力を引き出した
こだわりの「微生物農法」

微生物農法にとって重要な土壌微生物。その働きは多岐にわたり、農作物の育成に必要な水と酸素の供給を助ける、保水性・排水性・通気性を備えた団粒構造の土を作りだすとともに、農作物の成長に欠かせない様々な栄養分を生み出します。さらに、病原菌の繁殖を抑える働きにより、病害を受けにくい土壌環境の醸成にも一役買っています。

秀じいの堆肥を使用して育ったいちご

化学肥料だけにたよらず農作物を育てる「秀じいの堆肥」

成田ファームランドでお楽しみいただける100種もの色鮮やかなバラやいちご、ブルーベリー、さつまいも、そして職人が一つひとつ丁寧に手作りしている特製プリンやバウムクーヘン――これらすべての“源”は「土」にあります。
成田ファームランドでは、土壌の構造と生態系を整え、化学肥料だけにたよらない健康で地力のある土を作ることができる「秀じいの堆肥」を主軸として農作物を育てています。

土を耕す様子

土壌微生物の力を引き出す
「秀じいの堆肥」

「秀じいの堆肥」は、私たちが土へのこだわりを貫き通し、地道な研究の末に生み出した唯一無二の堆肥です。
無垢材から作られたおが屑1gに対し、放線菌、糸状菌、酵母菌など自然界に存在する約10億の有効微生物を、長年の研究から得られた知見をもとに独自配合で添加しています。

  • おが屑

    完熟させた
    おが屑で作る堆肥

    おが屑は手間暇をかけて十分な切り返しと適切な水分調整を行い、屋内で熟成させています。こうしておが屑を完熟させることで、有害な微生物や雑草種子を含まず、土壌微生物が生きるための繊維質を豊富に含んだ堆肥が出来上がるのです。

  • 秀じいの堆肥を使用した土

    健康で地力のある土に

    「秀じいの堆肥」を土に混ぜることにより、有効微生物が有機物を分解し、土壌の構造と生態系を整え、健康な地力のある土が生まれます。土壌微生物の働きにより、農作物の生育に必要なあらゆる栄養がバランスよく供給されるため、健康な農作物を育てられるようになります。

堆肥ができるまでSTORY

農業に貢献したいという想いを糧に、
堆肥づくりに挑戦

成田ファームランドの生みの親、土屋秀人が「秀じいの堆肥」の製造に着手したのは十数年前のこと。土屋はもともと産廃物処分業を営んでおり、主に木造家屋の解体時に出る木材の分別・リサイクルを行っていました。従来、そうした木材は製紙原料や燃料として再利用することが一般的でしたが、日本家屋の解体時には質の良い無垢材が多く発生することもあり、これを農業に活かして、社会により貢献できないかと考えるようになりました。

  • 解体時の様子
  • 解体時の様子

成田は千葉県下でもトップクラスの農業生産を誇る地域です。そこで土屋が思いついたのが、良質な木材の特性を活かして堆肥を作ること。すぐに行動に移そうとしたものの、堆肥づくりの道のりは決して楽なものではありませんでした。専門家に相談するも、これまで木造家屋の解体で出た木材から堆肥を作った成功例はなく、どこから手をつければよいのかわかりません。土屋は、九州から北海道まで、農業に関わる様々な専門家や堆肥づくりの知見を持つ方々を訪ね歩くことにしました。その中で出会ったのが、菌の研究を行う山中先生。そこで初めて、良質な堆肥には土壌微生物が欠かせないことを知るのです。山中先生に助言をいただきながら試行錯誤を繰り返し、およそ十数年の歳月をかけて「秀じいの堆肥」がついに完成しました。

  • 秀じいの堆肥
  • 秀じいの堆肥を使用した土作りの様子

手応えのある堆肥は出来上がったものの、農家の方々がすぐに使ってくれたわけではありませんでした。専門業者ではない上に、当時はまだ「秀じいの堆肥」の実績を示せていなかったからです。そこで、まずは自ら農業を始め、この堆肥の力を農家の方々に認めてもらうことを決意。堆肥については詳しくとも、農業の経験はなかったため、また新たなことを一から学ぶ日々を過ごしました。やがてその努力が実り、みずみずしく美味しい野菜や果物を育てることに成功します。一例を挙げれば、一般的ないちごの糖度は10~15度といわれていますが、「秀じいの堆肥」を使った土で育てたところ、糖度17度を超える大きくて甘いいちごが育ったのです。

近代農業では、化学肥料や農薬の過剰投入によって土が痩せてしまうことがあります。そして、痩せた土を酷使することで病虫害が発生し、それを抑えるためにさらに農薬を投入するという悪循環が生まれています。「秀じいの堆肥」には、“地力のある土”を作る力があり、土が本来もつ農作物を健康に育てる力を引き出すことができるのです。私たちは、成田ファームランドで使っている「秀じいの堆肥」を皆さまにもご提供することで、美味しい農作物を日本全国に広めていきたいと考えています。

成田ファームランドで
育てられた作物

成田ファームランドでは、「秀じいの堆肥」を使用し、
100種もの色鮮やかなバラや、いちご・ブルーベリーなどのフルーツを育てています。